□井の中の蛙大海を知りて井の中に住まう
□意味
賢明なカエルは海の事を知ったとて、自分は海水では生きていけない事や井戸の外には天敵がひしめいている事を理解でき、やたらめったらと井戸の外には出て行かないということ。
転じて、思いつきや勢いだけでの転職や独立などは、危険を伴うのでよく思案した方が良い、ということ。
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▪️元の言葉
井の中の蛙大海を知らず
▪️意味
井戸の中に住むカエルは、井戸の外に大きい海などの広い世界があると知らない事から、見聞や知識が乏しく、世間知らずである様子の意。
尚、二の句として『されど空の青さを知る』などと続く場合もあるが、原文である中国の秋水篇にはその様な記載はない為、日本に伝わった後に付け加えられたものと思われる。
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月辞書とは?
当サイト『ここで会ったが木曜日』の企画『月曜日の辞書』の略。
当サイト管理人が、過去の偉人などが発して、現代まで受け継がれてきたと思われることわざや慣用句の中には、現代にそぐわなくなったものもあんるじゃねーか!?と、急に思い付き、現代風にアレンジしたことわざ・慣用句辞書を作りたいと始めた企画。
過去の偉人達への挑戦心、あるいは後人へ正しい日本語を伝承する為の使命感から始めた。
と、いうのは真っ赤な嘘で、ほとんどことわざや慣用句をお題にしたひとり大喜利状態。
結構楽しい。
ただ、一人でやるのはちと淋しいので『もっと良いアレンジが出来る!』という方がいらっしゃいましたら、ブックマークやコメント欄から意味を添えて、気軽にご投稿下さい。
毎週月曜日お昼12時にアップします。
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この企画が始まった経緯などについては、下記『フロリダの話』をご参照下さい。
フロリダの話