
俺の飼い主にぃ
なる前にぃ
言っておきたいぃ
事があるぅ
かなりきびしいっ
話もするがぁ
俺の本音をぉ
聴いておけぇ
寒い冬もぉ
暑い夏もぉ
散歩に行くぞぉ
サボるんじゃないぃ
うんち袋は持てっ
いつもきれいにしろぉ
近所迷惑にぃ
なってしまうからぁ
忘れてぇぇ
くれるなぁ
散歩もぉ出来ない男にぃ
家族をぉ
癒せるぅ
はずなどぉ
ないってこと
俺にはぁ
出来ることなどぉ
ひとつもぉ
無いからぁ
家族でぇ
全面的にぃ
黙って俺のぉ
世話をしろ
間奏:ワーンワン ワーンワン ワーン ワンワンワーン ワーン ワーン ワーーン
クマのぬいぐるみとぉ
ゴムの噛むヤツもぉ
大事なおもちゃだっ
大切にしろぉ
飯は残すかもぉ
でもオヤツは食うぅ
たやすいはずだぁ
愛すればいい
たまにグズるけどぉ
風呂には入れろぉ
それからつまらぬぅ
躾けはするなぁ
俺はお漏らしはしないぃ
たぶんしないと思う
しないんじゃないかなぁ
ま、ちょっと覚悟はしておけぇ
俺はぁぁ
家族でぇ
育てるぅ
ものでぇ
誰かかがぁ
苦労してぇ
つくろうぅ
ものではないはずぅ
俺はぁぁ
お前らの元へぇ
ペットショップを捨ててぇ
来るのだからぁ
捨てる選択肢はぁ
無いと思えっ
これからここがぁ
俺の家
間奏:ワンワンワン ワーンワン ワーンワン ワーンワンワーンワンワンワン ワーンワン ワンワンワンワーン ワンワンワンワン ワーンワンワーン ワンワンワーンワンワーーン
俺が育ってぇ
年をとったらぁ
俺より先にぃ
死んではいけないぃ
例えばわずかぁ
一日でもいいぃ
俺より早くぅ
逝ってはいけない
何もいらない
俺の頭を撫で
涙のしずく
ふたつ以上こぼせ
お前らのお陰で
いい犬生だったと
俺が言うから
必ず言うから
忘れてぇぇ
くれるなぁ
俺は野生では無いからぁ
エサなどぉぉ
取れないぃ
最後までぇ
育ててくれ
忘れてぇ
くれるなぁ
俺の愛する家族はぁ
愛するぅ
家族はぁ
生涯ぃ
お前らだけ
今当記事を読んで、『関白宣言』のCDを購入しようと思ったそこのあなた。
絶対に、併せて『関白失脚』も購入するか、両曲収録のアルバムを買った方が良い。
大事な事なのでもう一度言う。
絶対に両方買った方が良い。
あれは二曲でワンセットである。
さて本題。
これだけ命の尊さが訴求されている現代日本においても、保護犬や保護猫など、捨てペットの数は悲惨な状況である。
ちょっと皆さんググって欲しい。
本当に酷い。
ペットは家族の一員として、家庭に癒しや様々なものをもたらしてくれる。
我が家にも、おもち君というヘンテコリンな名前の愛犬がいるが、彼が我が家にもたらしてくれている福音は計り知れない。
しかしながら当然生きているので、おもちゃやぬいぐるみと違い、色々と手間も掛かればお金も掛かる。
ペットを愛していなければ必ず負担になる。
これから初めてペットを飼うことを検討されている方は〝欲しいかどうか〟とか、〝世話が出来るかどうか〟とかではなくて〝愛し続けられるかどうか〟を検討して頂きたい。
犬であれ、猫であれ、鳥であれ、トカゲであれ、100%確実に愛し続ける覚悟が無ければ、絶対に飼ってはいけない。
かわいそうである。
捨てるとか捨てないとかの前に、愛されない家族はとてもかわいそうである。
そんな、動物愛護とか以前の話。
親愛なるさだ先生、並びにご関係者の皆様。
もし当記事をご覧になられて、お気を悪くされましたら速やかに削除致しますのでご一報下さいませ。
※当記事は、さだまさし氏作詞・作曲の『関白宣言』及び『にゃんぱく宣言』のパロディです。