ここで会ったが木曜日

木曜日は『木曜日の話』月曜日は『月曜日の辞書』

森猛 伊亮

森猛 伊亮
中学校卒業後、不動産屋や大工、果ては証券屋やボーイなど様々な経験をつみながら、デンジャラスかつクレイジーな生活を経て、2013年より独立。

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華麗なる挑戦の話

出張先のホテルで、さぁそろそろ寝るかとテレビを消そうとした瞬間、NHKからとんでもなくファンタスティックなビッグニュースが飛び込んで来た。 『カレーハウスCoCo壱番屋がインドへ進出』 もうね。 なんやろう。 凄ぇよ! 凄ぇワクワクするわ! ワクワ…

月辞書3/石橋を叩いたら割れた

□石橋を叩いたら割れた □意味 絶対に壊れてはいけないので、慎重に慎重を重ね、長い年月をかけて会議を重ねた結果、最も信頼の置ける超有名企業に施工を頼んだら、強度擬装でびっくりするほど脆いものが出来上がった様子。 大抵、課長あたりのクビが飛ぶ。 …

球数制限の話

ちょっとひいている。 いや、結構ひいている。 今年の巨人が強すぎてひいている。 パッキパキの巨人ファンである私にとって、贔屓の球団が強いという事は、もちろん大変喜ばしい事であるのだが、ちと強すぎる。 去年までの三年間、由伸監督時代には優勝どこ…

月辞書2/泣きっ面に富士山噴火

□泣きっ面に富士山噴火 □意味 泣きっ面に蜂に刺された位では割に合わん位酷い様子。 仕事が忙し過ぎて食事を摂る暇が無く、クタクタになって帰宅してカップラーメンを食べようと思ったら、ストックが無いのが『泣きっ面に蜂』 買う金が無いのが『泣きっ面に…

サイレントスルーの話

よく分からないコラムやエッセイを書いたり変な辞書を作成しているのは、世を忍ぶ仮の姿であり、私の本職は販売業である。 初めて物を販売したのは十六歳の時で、取り扱った物は、とある住宅メーカーが建てた建売住宅であった。 それ以降2013年に独立するま…

月辞書1/チリが積もれば粗大ゴミ

□チリが積もれば粗大ゴミ □意味 営業マンが、売上げノルマを無理矢理達成させる為に、ちょこまかと動いて細かい売上げを積み重ねても、手間が掛かるばっかりで大して利益にならず、大きな仕事に取り組む暇も無くなるので、また売上げが足りなくなり、細かい…

新企画始動のお知らせ

平素は当サイト『ここで会ったが木曜日』をご愛読頂き、誠にありがとうございます。本年二月より始まった当サイトを、“飽き性である事風の如し”の私が毎週更新出来たのも、ひとえに皆様のおかげと見せかけて、ほとんど私の努力の賜物です。ごめん嘘。皆様の…

フロリダの話

さて、時の流れは速いもので2019年も半分以上が過ぎ去った。 あんまりにも速すぎて、このままだとすぐにおじいちゃんになりそうだ。 現在の私はおじいちゃんでは無いが、三十三歳というお兄ちゃんとおじさんの狭間に揺れ動く微妙なお年頃である。 徐々に…

驚愕の話

誠に意外な事実ではあるが、私は今まで一度も死んだ事が無い。 幼少期から振り返って、このクレイジーかつファンタスティックな生き方のせいで、どう控えめに勘定したって、少なくとも四度は死にかけている。 平たく言えば自業自得、あるいは、てめぇで蒔い…

思い出補正の話

令和という時代が始まって一ヵ月ちょっと過ぎた。 随分と前の事の様に感じるが、よく考えるとつい先月の話である。 始まる前後のなんだかよく分からないお祭り騒ぎはすっかり終息して、新元号も違和感なく使用されており、勢いで買った『令和マグカップ』な…

良いものが売れない理由の話

浮かれている。 物凄ぇ浮かれている。 青い空を青いと感じ、美しい花を美しいと感じながら、気づけば小躍りをしており、愛犬おもち君にいぶかしげな目で見られる程浮かれている。 『日本で浮かれている人週間ランキング』なるものが存在すれば、今週の私は蒼…

非日常のススメの話

ホテルの机の上にくまモンがいるので、おそらくここは熊本だろう。 確か私は4日前まで北海道で仕事をしていたはずである。 その後、3日間栃木で仕事をした後自宅のある広島に戻り、翌朝にはくまモンの元へ向かった。 本日より5日間熊本で仕事の後、愛媛へ…

再見の話【後編】

このマンションに住む留学生達は皆私と仲良くしてくれたのだが、その中でも特別仲が良かったのが件の王(おう)さんに加え、燕(エン)ちゃんという女の子であった。 燕ちゃんは中国北部の出身で、物凄く真面目な女の子であった。 穏やかな笑顔が地顔の王さんや…

再見の話【前編】

『再見』と書いて『ツァイツェン』と読む。 中国語で、さようならという意味である。 字面・音の響き・漢字の意味、どれをとっても極めて美しい言葉であり、この言葉一つだけで十分に中国人の叡智を感じる。 流石、四千年の歴史は伊達では無い。 今から十年…

怪我の功名の話

三日前に『怪我の功名の話』と題し、この原稿を書き始めようとした。 しかし、一行も書かぬままその二時間後には『雨降って地固まる話』と改題し、更に三時間後には『親知らずの話』となっていた。 それからも一文字たりとも何も書かずに三日が過ぎ、結局『…